出産に立ち会った家族がいびきをかいて寝たとか寝そうになった、という体験談でその方のことを悪く言っているのを聴くことがあります。

お葬式の時や危篤の際に、爆睡してしまう家族 (血縁とは限りません）がひんしゅくを買うこともあります。

ところがエネルギーの世界から観ると、眠っている人はサポートしてくれているんです。

人の生死はそれほど膨大なエネルギーを使います。

サポートする人は、大切な家族がスムーズに行くように全身全霊でエネルギーを使っているので、起きていられず眠ってしまいます。



それに関して、私はこんな体験をしたことがあります。

ある朝、霊性の話に詳しい友人から電話が来て、その方の母君が入院中の病床で危篤になったのでサポート頼む、と頼まれたことがあります。

引き受けたものの、サポートって何をやったらいいのだろう？と自分に問うたとたん、ものすごい眠気が来て眠り込んでしまいました。
前の晩から今朝まで、たっぷり眠ったので、眠いはずはなかったのに、倒れ込むようにして眠りました。

眠っている間に、どこかの会館の明るい受付にいることに気づきました。

何か晴れがましいお祝いが始まるらしく、会場の外に白いドレスを着た綺麗な娘さんたちがいて、くるくる回ったり、きゃっきゃと笑い合ったりしています。

受け付けの方に、これから何か始まるのですか？　と尋ねてみたら「えっ、あなた知らないんですか！？」と驚かれて絵本のようなページを開かれました

”　今朝　一羽の小鳥が　亡くなりました　”
という文章とともに、小鳥が横たわっていて、そのまわりにたくさんの小鳥たちが集まって見守っている絵が描かれていました

その次のページからは絵巻物のような形で　連綿といのちの果てしない旅について　したためられていました

あまりに長くて　私は意識を失ってしまい　次に目をあけると　こちらの世界に戻っていました。そのとたん　電話が再び鳴って　友人のお母さまがご逝去されたとのお知らせを受けました。ありがとう、無事に行ったからと。

お亡くなりになった時間は、ちょうど私が倒れるように眠りについたのと同じ時間でした。

ついでに申しますと、この世とあの世では生死の捉え方が反転しています。
こちらでは誰かが亡くなると悲しみに浸りますが、向こうの世界ではお祝いで大歓びの中で迎え入れてくれるのです。


、、、とまあ私の場合はとてもわかりやすい体験をさせていただきましたが、通常は顕在意識では、何をやっているのかご本人も自覚はありません。

そんなわけで、誰かの命に関わる時に眠りこけたとしても、サボっているとか不真面目とかではないのです。

どうか　怒らないであげてね　😊