共生について、農の現場から感じることがあります。
無農薬の畑では虫がつく、というイメージがありますが、実際には環境や育て方によって、その様子はさまざまです。元気に育っているように見える野菜でも虫があまりつかない場合もあれば、逆に虫が多く集まることもあります。
また、アブラナ科のように虫がつきやすい作物もありますが、それも自然の循環の一部として、虫たちの生命を支えているようにも見えます。
たとえ一部を食べられたとしても、季節が進むと植物は再び成長し、結果的に人間が食べる分も含めて全体として循環しているように感じられます。
一方で、農薬の使用には経済的な背景も大きく関わっていると感じられます。野菜の市場価格は非常に低く、生産者の生活を支えるには厳しい現実があるという声も多くあります。そのため、効率や収量を優先せざるを得ない状況が生まれているのかもしれません。
ただ、その結果として、味や生命力の印象が変化していると感じる人もいます。長期的には栄養価の変化が指摘されることもあり、農業のあり方そのものが問い直されている時代ともいえるのかもしれません。