― 共時性・シンクロニシティ ー
前回お話しましたように、同じ発振をしているものは共鳴・共振をして、
現実としてその人の前に現れて、体験することになっている、ということですが、
その中でも特に、なんという偶然!といいたくなるほど強く印象に残る出来事のことは、
「共時性」とか「シンクロニシティ」などと呼ばれています。
想念観察(内観)を始めて、自分のおもいを整え始めると、この体験が増えていくことに驚く人が多いでしよう。
驚くというのはどういうことかといいますと、大抵の場合は嬉しい出来事、なんという幸運!
と思えるような出来事ですね、今までなら起きるはずがないと思い込んでいたような
意識の限界の壁を超えた現象が起きた時、人は歓びとともに驚くことになるわけです。
この共鳴・共振を活用して作られているのが、通信機器ですね
スマートフォンやパソコン、テレビ、ラジオ、無線機などいろいろあります。
ここにAIも加わって、様々な場面で活躍を始めていますから、通信機器・
デバイスというものもこれからどんどん形態が変わっていくことでしょう。
未来には、現在あるようなデバイスはなくなり、
あらゆるものがデバイスになる、という説もあります。
これはどういうことでしょう? 通信技術が進んで、車や家の扉や台所の調理器具たちが、
すべて通信機器として受信発信をしながら作業を進めていく、というイメージが湧くかもしれません。
そういうこともあるでしょう。けれどそれどころの話ではないかもしれません。
といいますのは、究極的には時空間のすべてがデバイスともいえるからです。
ミクロに観てみますと、時空間を構成している最小単位までの
エネルギー粒子というものが集まって、空間や物質を形作っています。
分子、原子、クオーク、されに進めていくと、
その最小単位のエネルギー粒子はきわめて精妙なものになっていきます。
ですから、わたしたちの意識が調和がとれて精妙になるほど、
時空間を構成している微細なものたちと共鳴・共振できる割合が上がって
いくことになり、嬉しいシンクロニシティが増えてくる
と考えられているわけです。