ハルモニアン: 今日も一つ、叡智をお伝えしましょう。◎◎は▽▽で◇◇です。
の: あー、それならもう知っているよ。読んだことあるもん。
ハルモニアン: いいえ、あなたは知っていません。
の: えー、なんで?
人から何度も聞いたことだってあるし、もう耳にタコができるくらいだよ。
ハルモニアン:いいえ それはでは、知っていることにはなりません。
の: どういうこと?
ハルモニアン: あなたのその状態は、単に知識を得たというだけです。
それを実際に自分の人生の中で使って、体験の中で得心というか、納得というか、
ああと腑に落ちて、初めて叡智の一端を知ったことになります。
の: ふむふむ。
ハルモニアン: でも、それだけではまだ、本当には知ってはいません。
の: まだあるの?
ハルモニアン: いつでも、誰の前でも、どんな場面でも、
それを実行しているかどうか、
これが自動的に出来た時、本当に知っていることになります。
の: もっと具体的に教えて。
ハルモニアン: 例えば、直感を使うという話を受け取ったとしましょう。
あなたはそれを聞いて、よし直感を使おう、と思ったとします。
の: はい。
ハルモニアン: でもその人と別れて家に帰る途中で
道に迷った時、直感を使おうとしましたか?
の: えーと、はい。教えてもらった直感の話を思い出したので、
直感を使おうと一緒に帰った仲間に提案したけど、一笑に伏されてやめてしまった。
それに今の時代なら、スマホで検索できちゃうから、直感を使わなくてもいいのでは。
ハルモニアン: 人がどう言おうが、自分がどうするか、常にそれだけですよ。
閃いた、思い浮かんだ時というのは、あなたの本質(高次元にいるので見通しがいい)
から通信が来ているので、すみやかに実行するとスムーズに事が運ぶでしょう。
もちろん、スマホで調べるのもひとつの方法です。
でももし直観力を養いたいのであれば、直感を使ってみましょう。
スマホを忘れたとか、ナビが使えないとか、マップに乗っていない場所であっても、
的確にルートがわかり目的地を見つけることができるでしょう。
の: あ、そういえばうちの母は、車のナビが使えない時、
直感を使って初めて行く場所でも見事に案内しちゃうので、周りに驚かれていたっけ。
ハルモニアン: 人は無意識のうちに、できっこないと思い込んで
直感を使おうとしませんが、一度でも直感を使って成功体験を持つと、
他にもこんなのもできるのでは、と応用してどんどん使って、感度を上げていくことができます。
なお直感や閃きには賞味期限があります。コツはすみやかに動いて波に乗ることです。
時空の流れは常に変化しており、迷っているうちに、違う波に変わってしまいますから。
の: なるほど。
ハルモニアン: 今回は直感を使うという例でしたが、どんな叡智であっても同じことです。
何か情報を得たなら、単なる知識で終わらせずに自分で使ってみることです。
それによって、何が叡智で(調和して超効率でスムーズにことが運ぶ)、
何が思い込み(古いやり方で困難多い)か、自分自身の見えないナビゲートシステムが整っていきます。
の: そうか、ありがとう。これからさっそく使ってみることにしよう。
ハルモニアン: こちらこそ聞いてくれてありがとう 人生の旅をたのしんで ^^